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若松 智美

私は小さなカラオケバーを経営しています。

 

行政書士をめざしたきっかけは、コロナにより緊急事態宣言で飲食店が休業になったことでした。

お店は開業して3年目。ようやく軌道に乗り始めたところでしたが、突然、数ヶ月の休業要請。

 

周りが不安に駆られる人も多い中、逆にせっかく休みなので、なにか有意義な時間の使い方をしなくちゃと思い、資格取りたいと、資格取得のHPなどをを眺めました。

 

その中で、行政書士は合格の条件が、300点中180点取得。6割ですよね。

法律も、憲法、民法、行政法、商法、会社法と5種類程度なので、すぐに取れるものかと、安易に考えていました。

 

それと、コロナ禍で持続化給付金の申し込みや、休業協力金の申請など、近所の飲食店の方々は、パソコンの入力や、書類手続きに不慣れな年配の経営者の方が多く、私は以前システムエンジニアをしていたこともあり、お店にパソコンがありましたので、申請のお手伝いをよく頼まれるようになりました。

 

周りの方々が困っていたので、時間もいっぱい空いていることだし…と無償でお手伝いをしていたのですが、それは本来は行政書士の仕事なのだよと教えてもらったことで、ちゃんと資格を取れば収入にもなるのだと知りました。

 

コロナがいつまで続くかわからず、売上が元に戻る保証もなく、なにか他の収入を得る方法を持っておいたほうがいいだろうとも思いました。

 

しかしながら、いざ勉強始めてみたら、その5種類程度と思った法律は、その中に何種類もの分野や法律があって、範囲が幅広く、法律用語も初めてで、とても大変でした。

 

結局、YouTubeの動画などを見ながら、試行錯誤しながら独学を続け、3年かかって、ようやく合格。2023年8月に開業いたしました。

 

開業してすぐに、ちょうど友人のお父様が亡くなられたとのことで、相続の手続きを依頼されました。

 

それから、1年。

 

友人やバーのお客様から、少しですが建設業、相続関係のお仕事をいただきました。

 

私が行政書士になったことを知ったお客様から、飲みながら、軽く相談や質問をされることがあります。

 

まさに行政書士会のポスターにあるように、気軽に相談できる「町の法律家」ですね。

 

まだ、知識・経験不足で、即答できることが少ないのですが、飲みながら、気軽にお話する中で、行政書士のお仕事にもつながるようにしていけるよう、どんどん勉強しなくてはと思っています。