私は独立開業して6年程となります。司法書士を兼業しており司法書士業務が中心とはなりますが、開業当初を中心に建設業許可も数件受託しています。その建設業許可に関連して頑張ったと思えたのは案件は2件ほどあります。一つは、個人事業主であった高齢の父に代わって実質的に息子が経営を行っていた案件で、「経営業務を補佐した経験についての証明書」を取引業者から頂いて、どうにか経営業務管理責任者として認めてもらった案件、もう1件は許可業務追加の案件で、取引先へ出向していた期間の業務経験について取引先から「実務経験証明書」を頂いて専任技術者として認めてもらった案件でした。いずれもイレギュラーなケースでしたが、何とか粘っていると行政の担当者からも何らかの解決策を示して頂けたように感じます。最終的には、諦めない気持ちが一番大事になってくると思います。
私の業務は司法書士業務が中心ですが、相続に伴う遺産承継業務、遺言執行業務(当然、前段階の公正証書遺言作成などは行政書士に分がある)などは、どの士業の独占業務ということはないと思います。ポイントは戸籍を収集して相続人を特定する段階であって、それが可能な士業であれば遂行可能と思われます。場合によっては報酬も高額となりますので、是非皆さんに取り組んで頂きたい業務と感じています。